こんにちは。備前焼作家、吉岡亜子です。
ここ最近は、お客様からの個別のご注文の作品を色々作っていました^^
数人のお客様からお茶碗のオーダーがちょこちょこ入っていたので、久々に(数年ぶり!?)お茶碗を作ったり(楽しかったー☺️)
風鈴やビアマグ、変わり種小鉢など、色々作りました!
お茶碗は、毎日使うものだから、やっぱりこだわりが出てきますよね。
小さめがいい、大きめがいい、と、お客様によってそれぞれご希望のサイズがあるので、それぞれのご希望に合わせて調整しながら作りました。
「口径○センチ、高さ○センチのものが欲しい」
と言われれば、大体それに合わせて、制作していきます。
普通は、完全オーダーメイドって、〇個以上から〜となるところですが、
今回のようにオーダーメイドなのに、一つからでもご希望に合わせて作ることができるのは、
型を使わず一つ一つロクロで、調整しながら作れるからです。
(たった一個のために新たな型を作るのは効率的に悪いので、少量のためにわざわざ作ることはあまりしないと思います)
とはいえ、ロクロだろうと、一回でそのものズバリが作れるわけではないですし、焼いてみたら歪みが出た、とか色が悪い、とかもありうるので、いくつか数を作りながら調整していき、
最終的にご希望のものに近づけていっています。
なので、結局、たった一個の注文に対しても、
結局は何個か作ることになるのですが、
こうやって作る過程で、こう言うのもいいな、と別のサンプルが出来上がることもあります。
それはそれで楽しい😊
焼き色も、内側の緋色の出し方を少しバリエーションを持たせてみました。
ほんわり赤くなっているのと、線がしっかり出てるのと、その中間のと…
同じ緋襷でも少しずつ変化が見られます。
これらは、藁の置き方などで出る模様なので、
もちろんある程度計算してやっていますが、
最終的には藁の太さや当たり具合次第なので、やはり偶然の産物なところは大きいです。
個人的には、
真ん中下の模様の、緋色のブワッとなってる出方が好きです。
でも、右端の出方も面白いかも…と
ちょっとした違いでそれぞれに魅力があるので、
これも自然由来の模様の楽しみ方ですね^^
(ちなみに、緋色の出し方(ヒダスキ)についてはこちらをご覧くださいね^^)
その他には、風鈴も作りました^^
こちらも以前お買いいただいた方からのリピートオーダーです。
6月に入り、暑い日も増えてきました。
そろそろ風鈴がお役に立つ時期になってきました。喜んでもらえたらいいなあ^^
これから作品たちを整理して、オーダーしてくださったお客様にご連絡していきます☺️
作品が焼き上がった時、
それらを手に持って、ジーと眺めながら、
これはどんな風に盛り付けられるかな?とか、どんなシーンで使われるかな?
とか、自分なら、または手にしてくれたお客様なら、どう使うかな?と考えていると、あっという間に時間が経ちます。
はたから見たら、器を持って、何もせず数分立ち尽くしている状態ですが、頭の中では色んなことを考えています😀
あれこれ想像するのは楽しい^^
それにしても、せっかく作品を作っても、それらを紹介する時間がなかなか取れないのがもどかしい〜😂
まだまだ見てもらってないものがたくさん眠っています😂
もっとたくさんご紹介できたらいいのになあ…
また展示会とか、誰かとコラボとか、お店で使ってもらうとか、
あとは、オンラインショップを本格的にしていきたい、とか野望を持ちつつ…
ぼちぼち頑張りますー!