お客様からのオーダーメイド作品【灰器】

こんにちは、備前焼作家、吉岡亜子です。

「備前焼をもっとかわいく、もっと身近に!」

をコンセプトに、素朴で渋いイメージのある備前焼を、もっと身近に感じてもらえるように、
女性らしい世界観で新たな備前焼の魅力を提案しています♪

以前より、Aco*cochaの色んな作品をご愛用頂いていましたお客様より、
新たにオーダーメイドで灰器のご注文をいただきました。

灰器とは、茶道のお点前(炭点前)で使う、灰を入れるための器です。

11月〜4月の間の時期に使う灰器は、釉薬のかかっていないものがいいそうで、

そこで、私の備前焼の灰器があれば嬉しいなと思ってくださったとのこと^^

茶道の講師をされている方なので、11月からの炉の時期のお稽古にて、使ってくださるそうです^^

 

↓わかりやすい炭手前の動画を見つけましたので参考に貼っておきますね。 
 ちょうど1:15あたりに灰器が出てきます。

 

灰器を作るのは初めてだったので、いくつか試作を重ね、制作をしていきました。

ロクロでひきたての作品たち

完全オーダーメイドなので、ご希望の大きさやその他の要望をお聞きして制作します。

お話によると、今まで何度か割ってしまったことがあるらしく、「重くても良いので丈夫なものを」とのことでした。

いくつか作ったのち、焼き上がりをチェックして、
その中から、お客様のご要望に合いそうなものをピックアップしてご提案させていただきました。

 

実は、ここだけの話、
作品が完成してから、お客様に「できました」の連絡を入れるまで、
数日間、「気持ちの準備期間」があります。

…なぜかというと、

特にオーダーメイドでご注文を受ける時、
お客様はきっと、ご希望のものに対して、特別な思い入れがあるんだろうな、と思いながら制作するので、
完成品を手に取ってもらうまで、「気に入ってもらえるかな?喜んでもらえるかな?」と、本当にドキドキします。

本当は完成後すぐに連絡をさしあげたいのですが、
なんとなく、あれこれ想像してしまうので、心の準備が必要になります。

自分の「良い」と、お客様の「私に作って欲しいものの理想」がちゃんと合ってるかな?
等、考えてしまうので、
ご連絡を入れるまで緊張してしまいます。

 

数日後、心の準備をして、待ってくださっているお客様のことを思い浮かべながらご連絡をしました。

遠方の方なので、LINEで作品の写真を送り、確認をしてもらい、
実際に作品を発送して、
後は先方に届くのを待つのみ…ドキドキドキ…

写真で見てもらったときも大変喜んでいただけましたが、やはり実物を見てもらうまでは緊張します。

そして後日、作品を受け取ったお客様から、

いま、無事灰器受け取りました^_^


大きさも、形もお願いした通りの素敵な作品です❣️

ありがとうございました。

11月から炉のお点前になるので、本当に楽しみにしていました♪


また。おけいこ中の写メ撮りましたらみてやってくださいね❣️

と、作品の写真とともに嬉しいメッセージを頂きました^^

ドキドキしながらの納品でしたが、こうしてご感想をいただくと、

安堵のうち、作って良かったなー喜んでもらえて良かったー!!!

と、とってもあたたかい気持ちと次への活力をいただけます。

たくさんいる作家さんの中で、私を選んでご注文いただけること、本当に嬉しく思います。

11月からのお稽古の時間、ワクワク楽しい気持ちでお過ごしいただけると嬉しいです^^

私もまた、作品でみなさまに喜んでもらえるよう頑張ります!

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この記事を書いた人

吉岡亜子

備前焼作家。備前焼の窯元で陶工として8年間勤めたのち、「備前焼をもっとかわいく、もっと身近に!」をコンセプトに独立。
女性ならではの感性で、手にした時使いやすく、見た目も可愛い備前焼を提案。
現在は備前焼の体験教室の講師も務める。