窯づめ、窯出しをしてきました♪


みなさま、こんにちは!吉岡亜子です^^

早いものでもう12月…
もう一年が終わるのかと思うと本当にびっくりです!!!
皆様いかがお過ごしでしょうか?

さて、先日、たくさんの作品が焼き上がりました✨

これはほんの一部です^^

私は普段は、岡山市内にて作品制作をしているのですが、先日、大きな窯を借りるため、備前市まで行ってきました。

岡山県以外の方にはわかりにくいかもしれませんが、岡山市と備前市は約30キロほど離れており、
備前焼の中心部となる地域が備前市の伊部(いんべ)というところになります。

実は、この度、12月16〜19日に、東京の中目黒にて開催されるイベントに参加することとなり、
この2ヶ月間はせっせと作品を作りためていました。

(イベントの詳細はまたお知らせしますね^^)

今回はイベントに合わせてたくさんのマグカップやコーヒーカップを作ったのですが、自分の持っている窯では作品が入りきらないということで、備前市まで大きな窯を借りに行ったのですが…

私、思った以上にたくさん作っていて、結局借りた窯にも入り切らず…💦

結局泣く泣く、窯づめしながらどれを優先的に焼くか厳選しながら、なんとか窯づめ終了😌

そして1週間後に窯出しのためにまた備前へ。

そんなこんなでバタバタしながらも、綺麗に焼けた作品たちを見てひとまずはホッと致しました。

無釉薬で焼き上げるのが特徴である、備前焼は、
窯からでたばかりのものは、表面がざらざらしていたり、火襷模様をつけるために巻きつけた藁の燃えカスが残っていたりと、
そのまま使用するには厳しい状態で出てきます。

それを一つ一つ確認しながらヤスリで磨いて、最後に綺麗に洗って行くのですが、

この、やすりがけの作業が本当に大変。

本来は軍手をはめてやる作業ですが、
私の場合、手触りとかかなり気になるタイプなので、
全部素手で触って確認していきます。

擦りすぎると、今度は表面の地が出てきてしまう(はげてしまう)ので、擦り過ぎも注意なのです。

なので、ツルスベになるまでは磨きません。

あくまで、備前焼の土味は残しつつ、使うときに触って嫌じゃない程度に擦っていきます。

何個かやっているうちに、指の指紋も無くなり、小さな擦り傷がたくさんできてきて、
痛い痛い💧
iPhoneの指紋認証も効かなくなります(笑)

すり終わったら、今度は全部水洗いして乾かして、やっとひと段落となります。

中目黒のイベントについてはまた改めてご紹介したいと思いますが、

今回のイベントでは実際に私のカップを使ってコーヒーを飲んだり、ご購入いただける流れとなっておりますので、ぜひ楽しみにお待ちくださいね^^

この記事を書いた人

吉岡亜子

備前焼作家。備前焼の窯元で陶工として8年間勤めたのち、「備前焼をもっとかわいく、もっと身近に!」をコンセプトに独立。
女性ならではの感性で、手にした時使いやすく、見た目も可愛い備前焼を提案。
現在は備前焼の体験教室の講師も務める。