Japan Expo20 in フランスの準備 〜海外輸送ってこんなに大変!〜

こんにちは!備前焼作家、吉岡亜子です。

「備前焼をもっとかわいく、もっと身近に!」

をコンセプトに、素朴で渋いイメージのある備前焼を、もっと身近に感じてもらえるように、
女性らしい世界観で新たな備前焼の魅力を提案しています♪

ここずっと、根つめてやっていた、ジャパンエキスポの準備が(ひとまず)終わりましたー!!!

イベント自体の開催は7月ですが、フランスで行われるという事もあり、自分で搬入できない作品や備品などは、ジャパンエキスポを運営されている会社経由でフランスへ輸送してもらう形になっています。
なので東京にある運営会社へ荷物や必要書類を送らなければならなかったのですがその締め切りが今日でした。

ですので、先月あたりから、作品作りに加えて、備品の確認、現地でのブースレイアウトのシミュレーション、必要書類の作成、写真撮り等、休みの日全て使って準備をしておりました。

初めてのことづくしで、わからないこともたくさんあったりしましたが、運営会社の担当の方が丁寧に対応してくださり、何とか、一区切り終わりました!

ただ、

ただですね、

海外に輸送って

めっっっちゃくちゃ面倒!!!!!!!!!

EMS(郵便局の海外発送サービス)などは利用したことはありましたが

たぶん、今回のはまた仕組みが違うみたいで…

箱の中に入れる全ての荷物1つ1つの素材や、個数を記入し、写真データを撮り、重さや容積などにも規定があるのでそれを計算しつつ荷物を詰めていく…

一番面倒だったのが素材の表記…

めっちゃ細かいんです。

普通に「布」とかではダメで→「綿」「ポリエステル」とか、「木」とかでもダメで→「ひのき」「桐」など、そのものの種類を記載しないといけない…

自分の作品以外にも、展示に必要な備品も色々送ったので、

例えば、昔買った造花や、貰い物の敷物など、何で作られているかわからないものもたくさんあり、

この布何で作られてるの?!この金属何?!ステンレス?鉄?ポリエチレン?綿!?塩化ビニル????
ってか、木の種類なんかわかるかー!!!!

というもの続出…

ネットで1つ1つ検索をかけて同じものを探して素材調べて、1つ1つ記入していきました…

そんな中、持っていこうとしていたうちわの柄が竹で出来ていたのですが、

なんと竹製のものはいかなる場合も輸入出不可らしいです!!!(手荷物で持ち込むならいいらしいです)

それが荷造りした後判明したので、また荷物から引っ張り出したり…(送る前でよかった…)

入れた数がちょっとでも変ったらそれも書き換えないといけなかったり、

緩衝材代わりにつめた新聞紙なども申告しないといけなかったり…

同じ種類のものでも少しでも違う素材が使われている場合、同じものとしてまとめれなかったり…

例えば、紙袋を4枚持っていこうとします。

パッと見、どれも等しく「紙袋」ですよね?

でも、本体は紙でも、取っ手の部分が紙で出来てるものや布で出来てるもの、ポリエステル?の様なもので出来てたりすると、
これは全て違う種類と見なされて1つずつ分けて申告しないといけなかったりします。

正直、「もーいーじゃんー!!紙袋は紙袋でわかるじゃんー!!!!!」て思いましたが、決まりなので仕方なく頑張りました。

そしてすべての荷物の写真を撮らないといけないので、

たかが新聞紙やゴミ袋などの写真なども撮り…

何とか荷造り終了…

ちょっとでも間違ってたら輸送できない可能性があったり、罰金になったりすると聞き、

気を使わないといけない部分が多すぎて…

作品作りより疲れました…

(いまだに間違ってないか、輸送不可のものが入っていないかなど不安です…)

でもひとまず、終わりました!!!!頑張った私!!!

今日はおやすみだったのですが、久々にぐっすり寝ました…

とはいえ、今度は手荷物で持ち込みをするアクセサリー関係や、会場でお客様に配る為の名刺などの制作をしないといけないのでうかうかのんびりは出来ませんが、

少しだけ、ゆっくりしたいと思います!!!

しばらくブログもかけていませんでしたが、また更新していきたいと思いますので覗きにきてくださいね♪

トップ画像はいつの間にかおうちの周りに咲いていたお花。
お花に詳しくないので、気になって調べてみたら「ホトケノザ」でした。
可愛くてつい写真を撮りました。
桜もそろそろ咲きだしそうですし、だんだんと周りが色づいてきて春を感じますね^^

この記事を書いた人

吉岡亜子

備前焼作家。備前焼の窯元で陶工として8年間勤めたのち、「備前焼をもっとかわいく、もっと身近に!」をコンセプトに独立。
女性ならではの感性で、手にした時使いやすく、見た目も可愛い備前焼を提案。
現在は備前焼の体験教室の講師も務める。