日本六古窯の一つ、備前焼ってどんな焼き物?

登り窯の煙

こんにちは!備前焼作家、吉岡亜子です。

備前焼って、名前はよく聞くけどわからなーい!って方、結構いると思います。

実は私も、備前焼の窯元で働き出すまでは、そんな一人でした。

せっかくなので、簡単にご説明を^^

備前焼は、岡山県の備前市伊部(いんべ)地区周辺を産地とする焼き物です。

日本六古窯の一つでもあり、約800年の歴史があります。須恵器が発展したもので、平安時代末期に碗や皿、瓦などが生産され始めたものが、その始まりと言われています。
(日本六古窯とは、日本を代表する陶磁器の産地のうち、中世から現在に至るまで続く、越前、備前、信楽、瀬戸、常滑、丹波の六つの産地の総称です)

一番の特徴は、釉薬を使わず、絵付けなどもせず、約1200~1230度の温度でじっくり時間をかけて焼き締めていきます。その為、土味がそのまま作品に表れ、素朴で暖かみのある雰囲気を持っています。

約1200度の温度で焼かれている窯内。

土の性質や窯への詰め方、窯の中での酸素の有無、温度の変化、焼成時の割木の灰や炭などの具合により、様々な模様を生み出します。一つとして同じ模様がないので、まさに一点ものの作品となります。

ですので、

「こ、これは…!!!好きだ!!」

なんて、ビビビと来た素敵な出会いがあったならば、ぜひゲットしていただくことがおすすめです^^

色の出方としては、基本的に、焼成時に窯内の酸素量を少なくし不完全燃焼(還元焼成)で焼くと全体的に黒っぽい赤茶色へと変化し、反対に十分な酸素がある完全燃焼(酸化焼成)で焼くと、薄い肌色に焼き上がります。

還元焼成で焼いた焼き色です。他にも様々な焼き色があります。
酸化焼成で焼いたもの。「緋だすき」という焼き色です。
赤い模様はワラを巻き付けることにより表れます。

次回は、備前焼の焼き色について、もう少し詳しく説明していきますね^^

「備前焼の特徴。備前焼の魅力」はこちらから♪

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この記事を書いた人

吉岡亜子

吉岡亜子

備前焼作家。備前焼の窯元で陶工として8年間勤めたのち、「備前焼をもっとかわいく、もっと身近に!」をコンセプトに、女性ならではの感性で、手にした時使いやすく、見た目も可愛い備前焼を提案。
現在は備前焼の体験教室の講師も務める。

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